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50mm対決

TAKUMAR 50mm F1.4 VS MINOLTA MD 50mm F1.4
どちらの写真が、どちらのレンズで撮ったか判ります?多分判る人は判るでしょう。
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判りましたぁ?
正解は、左がTAKUMAR  右がMDです。
改めて、この二つの50mm。写りはどんな違いがあるの??
そんな疑問より、撮り比べてみました。 当然開放です。

50mm対決_a0040269_119817.jpg

TAKUMAR 50mm F1.4  <----> MINOLTA MD 50mm F1.4

中央部分。ピントが合った部分ですね。
意外と、TAKUMAが健闘しまして、MDに負けず劣らずの描写をしてくれています。
暖色系の色のりも、MDに負けてはいない。

50mm対決_a0040269_1214094.jpg

TAKUMAR 50mm F1.4   <---->  MINOLTA MD 50mm F1.4

これは、左上のコーナー部分。
ここでは、明らかに差が出ますね。
ボケなんですが、MDの方がTAKUMARに比べると、明らかにぼけてますよね。逆に言えば、TAKUMARの方がしっかりと写る???
空の色なんですが、明らかに、MDの方が自然な青みが出ていますよね。
TAKUMARは、どうしてもレンズが黄色味が強く、青味の表現が非常に不自然ですね。これは、前々から感じていた事ですが。

ちょっと補足です。
基本的に開放で撮ると言う事は、周辺光量、周辺収差を考えなければならなですね。
実際、先にTAKUMARで撮り、後にMDを付けたのですが、MDをつけた時に1段ぐらいシャッタースピードでアンダーに補正しています。 それを考慮すると、双方のレンズそのものの透過度が違うのでしょうね。<F1.4 と表記してあるからには、同じはずだが。ちょっと素人には判り難い。
中央部の露出はそう変わりませんが、周辺部が明らかにMDの方が暗く写るのは、レンズの中央部と周辺とでは、光量がかなり違うのでしょうね。周辺収差についても、ボケが大きくなるように?(TAKUMARと比べた場合)味付けされているのでしょうね。

まとめて言えば、MDの方が描写にメリハリがあり、色のりも自然。
対するTAKUMARは、描写については意外とMDには負けていない。しかし、色表現では暖色系が強い。
この辺を上手く理解出来れば、使いこなす事が出来るようですね。それにデジになってからは、レタッチと言う技が使えますから、どうにでもなるわけで。
ちなみに、両レンズを逆さにした場合、TAKUMARの方が描写がいいですね。この辺、ボケとの関係が有るみたいですね。

以上、素人の50mmプチ批評でした!
<”ねぇ~ 何でミョ~なレンズしか持たないの?” そんな事言われそうですよね。
by lin-kichiji | 2006-07-06 01:35 | CAMERA
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