一途

入院中は何をしていたか?
そう問われると、寝てました。なんて答えるのも格好悪いしね。
治療やリハビリ以外の空いた時間には新聞を隅々まで読んでました。
ベッドから離れることが出来ない時には、ヨメやお見舞いの方々にお願いして新聞を買って来てもらったり。
ベッドから降りれる様になってからは、朝から新聞を買いに両腕で車輪を漕いでファーストカーを走らせました。

その中で、見えたのが7月17日の『野茂選手の引退』の記事。
その時がとうとう来たんだなと。
MLBで二度のノーヒット・ノーランを達成したものの、決して永く頂点に君臨した投手ではない。
各球団を渡り歩き、そしてメージャーから落とされても這い上がってくる。格好悪くても這い上がってくる。怪我をしても這い上がってくる。
そうやって掴んだ日米通算200勝。
トルネードでバッタバッタと三振の山を築いた野茂もカッコ良かったが、倒されても、倒されても『メジャーで投げたい。』その一途な思いで這い上がってくる野茂の姿を見て、この人こそ“男”を感じた。そして何よりもそう思わせたのは無口でありながら態度で示すところ。
一途な思いで自分を貫いてきた野茂選手に有難うと言いたい。
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それに反し、悔しいと思ったニュースがある。
8月27日。アフガニスタンで凶弾に倒れた伊藤和也さん。
5年近くに渡るアフガニスタンの地で農業指導を行ってきた伊藤さんであるが、こんな形で自分の想いを閉ざされるとは思わなかったでしょう。
米国によるタリバン政権一掃後のアフガンでは、農業を行うにも満足な資材や設備は無かった事は容易に想像がつく。頼るのは現地の方々。そのために言葉を覚え現地の中に溶け込み、そして信頼を勝ち取り、現地の方々の協力の下に仕事を進めてゆく。相当な時間が必要だっただろうし、アフガンに対する思い、農業に対する思いが無ければ出来なかった事。
海外で少し仕事をした事がある人間として、伊藤さんの置かれていた状況はほんの少しだけですが想像がつくために、今回の事件は私のとっても非常に悔しいニュースでした。
伊藤さんの一途な思い。無駄にしないよう関係者の方々には是非後へ繋げて欲しい。
伊藤和也さん。ご冥福をお祈りいたします。
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by lin-kichiji | 2008-09-04 23:30 | 雑談 | Comments(2)
Commented by 近ちゃん at 2008-09-05 22:23 x
そうですね、伊藤和也さんのご冥福をお祈りします。
お金を出せば済むと考える政治家たち、おかしいですよね。
政治家の息子や孫たちが代々、政治屋を継ぎ庶民の生活を知らない。
現地の人達の気持ちを察して仕事をしないとよい仕事は出来ないです。
お互いに他の国、人柄を知り一緒に仕事が出来た事を誇りに持ちましょう。
Commented by lin-kichiji at 2008-09-06 00:19
近ちゃんさん。
伊藤さんの死を無駄にしてはいけないですね。
政治が変な方向に向いている中、やっぱりこの様な方がしっかりと国際舞台で下支えをして頂いていると思うと、本当に日本の誇りですね。
伊藤さんの意思を無駄にしないように、この様な活動を続けて欲しいですね。
いつかは、大きな実りが生まれると思うのですが。
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